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本屋・生活綴方のつづりかた #1

中岡祐介(三輪舎、本屋・生活綴方監修)

「中岡さん。実は、お金がなくなってしまいました」
本屋・生活綴方が開いて二年が経過した、二〇二二年の春のこと。石堂さんから突然そう打ち明けられた。
「つまり、どういうことですか」
「今月末のトーハンへの支払いができなさそうなんです」
トーハンとは、石堂書店に本を供給している取次会社のことである。支払額は、月にもよるが、毎月二〜四百万円の支払いが発生する。もし、この支払いができなければ、石堂書店への供給は問答無用で即停止。生死を彷徨っている患者への輸血を止めるようなもので、新刊書店にとっては、つまるところ倒産を意味する。石堂書店だけの話ではない。本屋・生活綴方もおしまいだ。

(「はじまり」より)

まちの本屋の支店となる「本屋・生活綴方」をやむなく開業することになった著者が直面した、経営危機。それでも書店は必要だと、覚悟を決めて、会社経営を代行した記録。(まだ仮の文章です)

 

目次

  • はじまり
  • コミュニティ
  • 本屋がただ、この街に残ってほしい
  • 表現の場所
  • 妙蓮寺の安達茉莉子
  • あとがき

¥700