お調子者のスパイス生活 vol.1 クミン|矢萩多聞

¥1,000

この本を世に出すとき、著者がおそらく何気なく口にしたであろう「スパイスエッセイ」という言葉がたいへん気に入ってしまった。子育てエッセイ、旅エッセイ、そしてもちろんグルメエッセイはあるが、「スパイスエッセイ」はググっても引っかからない。のだけれど、うん、言い得て妙だと。プルーストが紅茶に浸したマドレーヌをかじって記憶の大伽藍を呼び起こしたのなら、紅茶に浸したマドレーヌなんて軽く吹き飛ぶほどの香りを放つスパイスなら、記憶の大伽藍どころか48話分の大河ドラマをつくれそうなものだ。そういうわけで、インドでの生活が長い著者のスパイスをめぐるエッセイの初回は「クミン」。そして、納豆にはどんなスパイスが合うのかという実験、それにクミンをつかったレシピも収録。クミン数グラムのおまけつき。

書誌情報

価格1,000円+税
発行日2022年10月22日
発行・印刷・製本生活綴方出版部
編集中岡祐介(三輪舎)
装丁・レイアウト矢萩多聞

内容

  • はじめに ーあるいは、わたしのスパイス生活宣誓
  • ササムの味
  • まぜてまぜて、粉まぜて
  • じゅわっと、タルカ
  • 納豆にあうスパイスを求めて
  • クミンシードは「あの」匂い?
  • お調子者のレシピノート【クミンシード編】

プロフィール

矢萩 多聞 Tamon Yahagi
画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド・ネパールを旅し、中学1年で学校を辞め、ペン画を描きはじめる。95年から南インドと日本を半年ごとに往復、横浜や東京で展覧会を開催。2002年、『インド・まるごと多聞典』(春風社)の出版をきっかけにして本のデザインにかかわるようになり、これまでに600冊を超える本を手がける。2012年、京都に移住。出版レーベルAmbooksや、WEBラジオ「本とこラジオ」など、本とその周辺をゆかいにするべく活動中。著書に『美しいってなんだろう?』(世界思想社)、『本とはたらく』(河出書房新社)、『本の縁側』(春風社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、 共著に『タラブックス』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)がある。
https://tamon.in

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